不動産評価サイトTAS・MAPを運営するタス(東京都中央区)は、2011年11月期の賃貸住宅市場を分析、震災後の10階建て以上の高層マンション市場の変化について公表した。データ提供はアットホーム。
それによると所在階が15階までのマンションについては、震災前2年間と比べて震災後には築古物件を敬遠する傾向がみられた。一方、築浅物件が7~8割を占める16階以上のマンションでは震災後も大きな変化がみられなかった。これらから、震災後に観察された16階以上の高層階の募集割合の増加は、新規に供給された物件に対する「借り控え」が主な理由であると推察。築浅高層マンションの耐震性に対する不安感が薄れつつあるとした。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。