ファジー・アド・オフィス(東京都新宿区)はこのほど、同社が運営する総合住宅展示場「ハウジングステージ」に来場して会員登録をした人を対象に、「コロナ禍での住まいづくりに関する意識・実態調査」を実施し、その結果を発表した。コロナ禍で家族との時間や在宅勤務について考えるうえで、今後の住まいや暮らしに欲しくなったものは何か尋ねたところ、「(家族がそれぞれの時間を過ごせる)広いリビング」(48.0%)との回答が最も多かった。次いで「(外出しなくても)遊べる広い庭・屋上・バルコニー」(46.8%)、「(在宅勤務のための)自分専用の個室や間仕切りされたスペース」(39.4%)となった。男女別で見ると、男性は「自分専用の個室や間仕切りされたスペース」(52.6%)と答えた人が最多。女性は「遊べる広い庭・屋上・バルコニー」(52.2%)が最も多かった。
コロナ禍で健康や衛生面について考えるうえで、今後の住まいや暮らしに欲しくなったものとしては、「優れた空気清浄機や通風・換気性能」(62.7%)との回答が最多。次いで「備蓄品の収納スペース」(46.8%)となった。
コロナ禍による暮らしの変化を尋ねたところ、8割以上の人が「外出を控えるようになった」(83.2%)と回答。「日常生活における衛生意識が高まった」(60.6%)、「家族と過ごす時間が増えた」(59.9%)との回答も、それぞれ約6割となった。
また、同調査実施にあたり、16か所の「ハウジングステージ」で実施している「モデルハウス見学予約」の申し込み数を昨年と比較したところ、2020年7月~9月の3か月平均で、昨年対比381.1%という結果になったという。同社では、昨年同期間と比べ約4倍増という結果から、コロナ禍で新たに戸建ての購入を考えるようになり、住宅展示場の見学予約を利用する人が急増している実態が明らかになったとしている。
調査期間は8月31日~9月7日。総合住宅展示場「ハウジングステージ」に来場して会員登録をした、住まいづくりの計画を持つ20代以上の男女327人を対象に、インターネット調査を実施した。
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