一般財団法人大阪住宅センター(大阪市)はこのほど、新築住宅を検討中の人に向け、ウェブサイト上で内覧できるオンライン展示場「花博記念公園ハウジングガーデン」を公開した。花博展示場に出展している30棟全ての最新モデルハウスが閲覧できる。
同展示場は、米国マーターポート社(Matterport, Inc.)が提供する「Matterport」(マーターポート)を使用。専用の3Dスキャンカメラとプロットフォームを使用した高度な3D画像合成処理技術により正確な距離感を再現し、実際にその場にいるかのような臨場感を体感することができる。建物内部を3Dモデル化する機能により、間取りや内装レイアウトを直感的に把握することが可能。測定モードを使うことで、間口や天井高、窓、キッチンの高さなどあらゆる箇所の測定を瞬時に行うことができる。家具のレイアウトやコンセントの位置決めなど検討中のツールとして活用できるほか、気になったところをいつでも高精度で測定、確認することができる。建物内部を立体化し、あらゆる角度から室内3Dを閲覧できるため、暮らしのイメージをより具体的に想像しやすいという。パソコンやスマートフォン、タブレット端末からアクセス可能。
同展示場はイオグランツ(大阪市)開発のWebアプリケーション実装により、エントランスなどの外観画像から、外観と室内を瞬時に出入りする導線が可能。建物全体のグレードや雰囲気を確認できるほか、アピールポイントについてポップアップウインドウで詳細情報を見ることもできる。
同展示場をオープンしたことで、仕事が忙しい、遠方に住んでいるなど、展示場まで足を運ぶのが難しい場合でも空き時間に気軽に物件を確認することが可能となる。ウィズコロナ時代においても、出展住宅メーカーの営業時間や販売活動に左右されることなく、顧客に物件を紹介できるとしている。
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