公益社団法人全日本不動産協会(東京都千代田区)とオープンルーム(東京都渋谷区)は10月26日、不動産実務のDX化を共同で推進するための業務提携を開始したと発表した。これにより、同協会が展開する会員支援ポータルサイト「ラビーネット」の旗艦アプリケーションとして、オープンルームが不動産仲介会社向けに提供するサービス「フォレストPRO」をカスタマイズした「フォレスト・ラビー」を導入する。
同協会の会員は今後、無料で「フォレスト・ラビ―」を利用し、物件情報の加工・編集から客への提案までにかかっていた作業工程を削減できるようになる。より本格的なサービス導入を希望する場合は「フォレストPRO」を会員限定の優待価格で利用できる。
オープンルームは、同協会会員へのアプリケーションの普及を目的としたセミナーの開催などの広報活動もあわせて実施する。さらに、会員のDX化の実現と業務利便性の向上を目的に、「フォレスト・ラビー」の機能拡張や新たなソフトウェアシステムの企画・開発・運営も推進する。これまで独自に進めてきたOCR(光学的⽂字認識)を活用した不動産情報のオンライン上でのデータ資産化と、同データを活用したサービスの改善・拡張も、同協会の支援の下で推進していく。
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