パナソニック アーキスケルトンデザインは10月23日、おうち時間をもっと心地よく快適に過ごすための間取りや設備に工夫を凝らした木造2階建て住宅「FORCASA LOUNGE STYLE &」(フォルカーサ ラウンジスタイル アンド)をリリースした。テクノストラクチャー工法の住宅を提供する地場工務店グループのパナソニック ビルダーズ グループ加盟店を通じて10月30日から全国販売する。
「フォルカーサ ラウンジスタイル アンド」は、独自の耐震住宅工法「テクノストラクチャー」の強度を生かした開放的なLDKが特徴の「フォルカーサ ラウンジスタイル」(2019年発売)をアレンジしたもの。「フォルカーサ ラウンジスタイル」のコンセプトは、家族それぞれが仕事や趣味などの異なる目的を同じ空間で楽しめる暮らし。もちろん当時は「ニューノーマル」を意識した商品として開発したわけではなかったが、ウィズコロナの生活様式にマッチしているとして、今回そこにさらに在宅勤務のためのワークスペースや感染予防のための玄関横洗面台などを設けるなどしてアレンジを加え商品化した。アフターコロナを見据え、20年後も想定した間取りとなっており、家族の成長だけでなく、新型コロナウイルス感染拡大のような外的要因により起こるライフスタイルの変化にも対応しているのも特徴だ。
同社が今年6月に行った生活者アンケートでは、「自宅に求める役割として今後重視したいもの」との質問に、「家族とのコミュニケーション・団らんの場」「疲れを癒す・コンディションを整える場」といった団らんや癒しを求める回答が上位を占めた。「在宅勤務環境で不満な点は」との問いには「専用空間がない、周囲の雑音、家族が周囲にいて集中できない」との回答が多く、またオンオフを切り替えられる環境への希望も多かった。さらに、コロナの影響が収まっても意識したいことのトップは、「積極的な手洗い・うがい」だった。「フォルカーサ ラウンジスタイル アンド」は、これらの課題解決ができるとして、共働きの一次取得層をターゲットに、ハウスメーカーよりも割安の普及価格帯で提供していく。
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