モリシタ・アット・ホーム(兵庫県姫路市)はこのほど、松尾和也さん(松尾設計室、同明石市)の設計による新たなモデルハウスを、姫路市内にオープンした。
一部2階建てとしながら、主要な生活空間を1階に集中させた“ほぼ平屋”のプランが大きな特徴だ。
市街地など十分な敷地を確保できない条件でも、高まりを感じる「平屋ニーズ」を取り込んでいきたい考えだ。
さらに同モデルハウスでは、床下エアコンとの相性やパッシブデザインといった観点なども踏まえて、J建築システムの「グリッドポスト基礎工法」やYKK APの「フレームⅡ」を採用。
今後の家づくりを改善するための試金石として位置付ける。
ワンフロアで暮らす平屋の魅力を実現
新工法も導入し、標準化への足掛かりに
“ほぼ平屋”は、モリシタ・アット・ホーム(兵庫県姫路市)社長の森下誉樹さんが発案したコンセプトだ。生活がワンフロアで完結する平屋は、若い生活者も将来への備えとして、大きな関心を抱いている。
しかし、延べ床面積を確保するためには、一定の広さの敷地が必要。森下さんは「4人家族なら50~60坪は必要」と見るが、姫路市内の市街地では十分な面積の土地が少ない。建築費が割高なこともあり、現実は平屋を諦めざるを得ない生活者が多い。
そこで、一部を2階建てとして、狭い敷地でも十分な床面積を確保する。一方、リビングや水まわりに加え、主寝室も1階に配することで・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 10月20日号』に掲載しています
【新建ハウジング10月20日号 その他の記事】
<3面> 多角経営/リフォーム会社が都内で戸建てホテルを開業
<4・5面> 連載/「n工務店の経営術」 “ 新伝承派”の大工工務店を目指す
<7面> 採用/「選ぶ」から「マッチング」の時代に
<9面> 連載/「法律教室」 改正建設業法、下請代金の労務費相当分は現金で
新建ハウジングの試読(郵送)で電子版もお試しできます。
新建ハウジングでは、ウィズコロナ期における地域工務店の取り組み事例や経営者の声も多く取り上げています。
新建ハウジング試読で電子版を読む
新建ハウジングとは
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。