パナソニックの100%出資連結会社であるパナソニックLSネットワークス(東京都港区)は10月30日、オフィスなどの建物内にいる人やモノの位置情報をデータ化するソリューション「POSITUS(ポジタス)」を発売する。社員の所在確認やグループの出社状況の把握などフリーアドレス運用をサポートするもの。
同システムは、BLE(Bluetooth Low Energy)発信ビーコン、専用スキャナ、専用サーバー、ネットワーク機器(PoE HUB)で構成。ビーコンの信号を複数の専用スキャナが受信し、その受信電波強度(RSSI)を専用サーバーで解析してビーコン位置を測位する。ビーコンの位置情報をフロアレイアウト画面へ表示することで、人やモノの位置情報データが表示され、スペースの活用度合い、人の交流、未活用スペースなどの見える化が可能となる。専用スキャナは、PoE HUBからLANケーブル1本で通信し、給電もされるため電源工事が不要。
さらに、測位した位置情報は、履歴データ1カ月分がCSV形式でダウンロードできる。これにより、オフィス運用の改善や、自身の行動の傾向を客観的に把握することで生産性の向上につなげるなど様々な業務改善に活用できる。
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