コンピュータシステム研究所(宮城県仙台市)は10月19日、来訪者の手指消毒・検温・マスク着用の有無を無人で監視し、新型コロナウイルスの感染リスクを低減する「Argos Saviour(アルゴスセーバー)感染防止・入館管理システム」を販売開始した。
同システムは、3D画像センサーと手指消毒器、体表面温度測定器を連動させ、施設や企業への入館・入室者を無人監視するというもの。手指消毒器に手をかざすと消毒液が自動で噴霧されるほか、顔を近づけるだけで体表面温度測定器が検温とマスク着用を確認する。各チェックから入館までを3Dセンサーがリアルタイムに検知し、未消毒者・未検温者・発熱者には音声で警告、録画、通知を実施する。検知時の録画映像やライブ映像によって、担当者や警備室・事務室等が迅速に確認、対応できるため、「すり抜け」「共連れ」を防止できるという。
現在、多くの施設や企業が入館・入室者への消毒・検温を行っており、運用のための人材確保や感染リスク等が大きな課題となっていることから、同社は同システムを開発。従業員・スタッフに負荷をかけることなく、感染リスク低減や人手不足の解消、人件費削減を実現する。
医療・福祉・飲食・小売・イベント・公共施設・企業の受付等、さまざまな業種・業態で利用可能。価格は150万円(税別)。
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