インターネットを主としたICTマーケティング事業を展開するデベロップジャパン UXDセンター(東京都港区)は10月16日、住環境の現状とニーズについて調査することを目的とした、住まいや暮らしに特化したオンラインコミュニティ「UXD KURASHI LAB.(ユーエックスディー クラシラボ )」を開始した。
「暮らしを楽しみ、自分らしい住まいを作っていく」をコンセプトに、住まいや暮らしに関して話し合い、イベントに参加するなかで、参加ラボメンバーが自分らしい暮らし方を模索していくことを目的としている。提示されたテーマについて意見を述べるなど、他の参加メンバーとコミュニケーションがとれるほか、特定分野のスペシャリストを招いた座談会や専門家への相談会、オンライン・オフラインでの各種レッスンなど、メンバーの興味関心に応じてさまざまなイベントを開催する。約3カ月間を1期とし、初回は公募により集められた約100人が参加する。
同社は6月、新型コロナの影響による消費者の価値観の変化と住まいへのニーズに関する調査「新型コロナの影響と今後の展望」を実施した。外出制限のなか、住み替え意向が高まっているのに十分に対応できていない状況が明らかになったとして、7月からトライアル的に20代~40代の男女を対象にしたオンラインコミュニティを運営。活動後には85%が「住宅や暮らしに関する知識が深まった」と答えるなど、オンラインでの交流や専門家からのアドバイスが行動変容につながることが検証できたことから、今回「UXD KURASHI LAB.」を公開、開始することになった。
同社は、参加ラボメンバーにアンケートやモニター調査を実施し、中長期的に観察していくことで、行動変容のきっかけや心理的変化などを細やかに分析。生活者が望む本当のニーズをくみ取っていくとしている。
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