建材の開発と地盤・基礎業界向けITサービスを提供するピトン(東京都港区)はこのほど、耐震等級3を標準化する上での基礎・地盤・構造の課題を解決する共創プラットフォーム『eLbaseプロジェクト』(エルベスプロジェクト)を発足させ、基礎に課題を持つ工務店30社の募集を開始した。
同プロジェクトは、断熱型枠の施工方法で一体打ちを実現する新基礎工法『eL基礎』(エルギソ)の開発で明らかになった品質、コスト、業務フローの課題に対応するもの。基礎工程の改善に留まらず、前工程である「地盤」と後工程である「構造プレカット」の連携による最適化に向けて、事業者・工務店が工程や事業内容の壁を取り払い、コストアップせずに適正な設計・施工品質で耐震等級3を実現することを目指す。
同プロジェクトでは、業者間の情報や知恵に基づく最適化をプラットフォーム上で展開するITサービス「eLラボ」を活用し、自動化する試みを行う。「eLラボ」は今年12月にリリースを予定する。
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