モノの勝負から脱却し、企業姿勢を前面に打ち出すことで、顧客から応援されるようなローカルブランドを確立する―。
そうした戦略を実現する拠点として、タカカツグループの高勝の家(宮城県大崎市)は、展示場「WOOD EGG GARDEN(ウッドエッグガーデン)仙台」を、このほど同県富谷市にオープンした。
地域材活用によって地域経済の活性化を目指すWOOD EGG PROJECT(ウッドエッグプロジェクト)の理念を、展示場を通じて発信する。
生活者を、森林・地域活性化の循環の中に位置付けながら、ブランドを強化していく考えだ。
林業と住宅産業の6次化モデル実践
生活者を巻き込む情報発信拠点オープン
タカカツグループの高勝の家(宮城県大崎市)が9月19日にオープンしたウッドエッグガーデン仙台は、注文住宅ブランド「高勝の家」、および規格住宅「STAND BY HOME(スタンドバイホーム)」の人気モデル2タイプのモデルハウス計3棟と、メインの施設となる木造の「センターハウス」からなる。以前は、5棟のモデルハウスが建っていたが、今回は建物同士の距離を取り、敷地内でイベントなどを開催できるようにした。
モデルハウス3棟のうち1棟には、地元の大豆卸業者がカフェをオープンする予定だ。OB顧客が利用できるサロン的なスペースも設ける。
センターハウスの1階には、日本各地から集めた生活雑貨や暮らしの道具を展示販売する「WE STORE(ウィーストア)」を開設。2階は、木造住宅の基本知識や、宮城県の気候風土を解説する展示コーナー「木の家づくりラボ」となっている。
オープンから4連休の間に同展示場には、約190組が訪れた。
地域活性化を
地域材の価値に
高勝の家・社長の鈴木義人さんは、ウッドエッグガーデン仙台の狙いは・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 10月10日号』に掲載しています
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