FPコーポレーション(札幌市)が製造販売するウレタン断熱材「FPウレタン断熱パネル」が、このほど発表されたグッドデザイン賞2020を受賞した。同社初の受賞。
同製品は、木枠に硬質ウレタンフォームを注入発泡し工場で一体成型した断熱材。工場一貫生産のため高品質を維持。また、柱とのクリアランス(施工上必要な隙間)が1mmという高精度で、現場での施工精度の均一化も図れる。ウレタンの特性である高い耐水性により水害後も断熱材の再利用ができるのも特徴だ。R値4.375 m2・K/W。
30年以上前から販売している同製品だが、断熱・気密性能の高さや機能性、壁内結露を防ぐことのできる点に評価が集まった。また、経年劣化が少なく、再利用できる点も高評価を得た。
同社では、「壁体内結露の心配がなく、高い耐水性・防湿性で上質な住環境を維持し、健康で豊かなライフスタイルをデザインすることに特化した機能性が高く評価された」として、今後も暮らしを豊かにする住まいづくりに貢献していきたいとしている。
同製品は、今年3月に発表されたレジリエンスジャパン推進協議会(東京都千代田区)主催の「第6回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」でも優秀賞を受賞している。
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