トーコー(奈良県生駒市)は、粘土瓦下に設置する換気部材「瓦換気960(キューロクマル)」の同社からの通常販売を、10月1日から開始する。
「瓦換気960」は、粘土瓦の特徴である瓦と野地板の間の空間を利用して瓦下に設置する換気部材。冠瓦の形状に左右されずに全ての棟仕様に適用でき、片流れ屋根や段違い屋根など、従来は設置が難しかった屋根形状にも適用できる。有効開口面積は232cm2/本(瓦換気960L)。一般的な大きさの住宅であれば2~3本設置するだけで必要換気がクリアできる換気性能を有している。また製品本体に、開口位置を罫書くための「開口ガイドゲージ」機能と、位置決め機能「セッティングレッグ」を設けているため、現場で簡単かつ確実に取り付けられる。防火仕様もラインナップしており、750℃で20分間加熱する試験でも、通気経路が熱膨張材により閉塞していることが確認できているという。
これまでは瓦メーカーからの販売のみとしていたが、瓦メーカーからの購入が難しいという顧客からの要望に応え、同社からの販売に至った。なお、瓦メーカーからの販売は今後も継続して行う。
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