※新建ハウジング紙面から
熊本県は、「くまもと型」の「気候風土適応住宅」の要件としての設定も見据えながら、安全で質の高い木造伝統構法建築物の供給促進を目的に「くまもと型伝統構法を用いた木造建築物設計指針」を定めた。
昨年11月の建築物省エネルギー法の改正告示では、外皮性能の適用除外や一次エネルギー消費量の基準値緩和の対象となる気候風土適応住宅の要件として「真壁造りの土塗壁」「落とし込み板壁」といった仕様が例示され、これ以外の要件については、所管行政庁により年度末を目途に示される見通しだ。
くまもと型木造伝統構法普及検討委員会の委員を務める、すまい塾古川設計室(熊本市)代表の古川保さんに、同指針などについて聞いた。
――「くまもと型伝統構法」とは。
豊富な熊本県産のスギ材を「通し柱」で使い、柱脚を拘束しない「石場建て」や変形性能が高い「耐力壁」などによって構成された耐震性能の高い家づくりが特長。指針では、耐力壁として熊本の伝統構法で一般的に使われてきた方法など19種類の仕様例を示した。例えば・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 9月20日号』に掲載しています
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