クリエイト礼文(山形市)はこのほど、山形県米沢市にスマートユニテ展示場をオープンした。BXカネシン(東京都葛飾区)社製の柱脚金物「ベースセッター」をガレージ部分に採用した同社初の展示場で、車2台分が並列で駐車可能な大開口を実現した。9月5、6日に完成見学会を行い、11日までに新規の来場は23組。15日時点で総来場者は50組以上となり、その後もネットから来場予約が入っているという。
スマートユニテは、同社の2×4規格住宅「ユニテハウス」の特徴や機能を維持しながら価格を抑えたコストパフォーマンスの高い「箱の家」。同社が考える経済性と合理性を備えた「住んでいる人が幸せかどうかだけを考えて作り続ける”QOL(クオリティ・オブ・ライフ)住宅”シリーズ」と同社は定義する。
1階にはガレージと、在宅ワークも可能な洋室と水回りを配置。2階は20帖のLDKと主寝室、洋室2室とした。LDKの畳スペースは、間仕切り可能で将来もう1部屋として使用でき、ライフスタイルの変化、家族構成の変化に合わせられる可変性をもたせた。
玄関前面のパーゴラには将来、藤棚を設置し、しなる藤づるを利用して雪よけとする計画だ。真夏は涼し気な影を作り、冬は雪から人を守るという、自然を利用しながら暮らしを豊かにするための知恵も取り入れた。
またパーゴラは高さの違う3段階で造作し、ウッドデッキと坪庭まで続く。敷地周囲はルーバーで囲み、風と光は通しながら視線を遮ることで、安心して家族との”おうち時間”を過ごすことができる。
今回のスマートユニテ展示場は、上杉謙信を祀る上杉神社の北に位置するという立地に合わせた外観デザインも特徴。城下町として歴史ある街並みの中にマッチしたデザインにしたという。「城下町にふさわしい凛とした佇まいの黒の金属製サイディングの外壁を採用した」(同社、写真下)。
同社では、「この展示場を見学した家族が、自分ならどう暮らすか、楽しむかを現実のものとしてすぐに計画に移せるよう、一人でも多くの方がQOLの高い生活を送ることができるよう導いていく」と話す。
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