木の家専門店 谷口工務店(滋賀県蒲生郡)は、建築を学ぶ学生を対象とした木造住宅の設計コンテスト「木の家設計グランプリ2020」を、9月26日にオンラインにて開催する。
ホームページには、今年の課題テーマ「自然を身方にする家」に沿って作成された、プレゼンテーションシートと模型写真、プレゼンテーション動画を掲載。当日は上位10組による公開最終プレゼンテーションを実施し、金賞、銀賞、銅賞、U20(20才以下の学生)賞、審査員長特別賞など各賞を決定する。審査委員長は、建築家・松岡拓公雄(まつおかたくお)氏。9月26日12時からYouTubeチャンネルにて配信予定。
同コンテストでは、審査員が学生とコミュニケーションを取りながらアドバイスを行うため、白熱したトークバトルとなることもあるという。今回、新型コロナウイルスの影響により、例年京都芸術大学で開催されてきた同コンテストを初のオンラインに変更。建築学生に学びの機会を提供する。エントリー数は2014年の第1回77組から、7回目の今年は436組と年々注目度が高まっており、学生からは「総合的なプレゼンテーション能力が試される貴重な機会」といった声が寄せられている。
主催者の同社代表取締役・谷口弘和氏は、「昔、大工は町を守る陰の立役者でした。そして家をつくる仕事は、住む人の命を守る仕事だと言っていい。学生を育て、日本の誇るべき木造建築を守っていくきっかけにしたい」と話す。
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