社団法人日本建築士会連合会は、建築分野での活躍を目指す全国の高等学校生を対象に教育活動の一環として昨年から実施している「建築甲子園」を開催、静岡県立科学技術高校が初優勝を果たした。
今年で第2回となる建築甲子園は、全国の高等学校で建築学科の学生らと監督のチームが参加。与えられたテーマに合わせた設計コンセプトとプランに対する審査員5人の評点で勝敗を競う。
今回は「地域とくらし」をテーマに、全国から35校が参加し、トーナメント形式で1回戦から決勝まで5回戦が行われた。優勝したのは静岡県立科学技術高等学校の建築研究部の3年生メンバー4人。「よみがえる現代の宿場町」として、地元静岡市内にある江戸時代の宿場町「丸子宿」を題材に、大小さまざまな戸建住宅が用水路を挟んで集まり屋外スペースを含めた広がりある居住空間で、短期滞在者なども受け入れ、人が集って住まう空間の豊かさを表現した。
静岡県立科学技術高校は昨年の準優勝を経ての初優勝。昨年優勝した滋賀県立安曇川高等学校が準優勝となった。
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