ヤマダホームズ(群馬県高崎市)は9月7日、大型台風やゲリラ豪雨等による浸水被害から家や家族を守る「水害対策仕様」の住まいを発売し、全商品に展開していくと発表した。
同仕様では、1階床上浸水レベル(地盤より1m浸水)未満を想定。浸水ハザードマップ予想水位以上の高さの塀や、玄関・車庫などの開口部前に設けた止水板で敷地への浸水を防ぐ。建物本体には、ベタ基礎と立ち上がりの継ぎ目、貫通サヤ管を止水して建物への浸水を最小限にとどめるほか、汚水ますに逆流防止弁を設置。基礎内部に水抜きを設置して床下の排水ができるようにするなど、復旧のしやすさにも配慮している。
水害への対策として、2階にキッチン、浴室などの水回り設備や寝室などを配置した間取りを計画し、脱出・救出用としてバルコニーを設置する。また、基礎高さや室外設備機器の設置を浸水ハザードマップの予想水位以上とするなど、浸水被害を受けても最低限の生活ができるようになっている。
同社は、「水害対策仕様」を同社の全商品にオプションとして展開することで、顧客に安心を提供していくという。
販売価格は38.5万円~。販売エリアは沖縄県を除く全国。
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