住友林業(東京都千代田区)は9月10日、同社の戸建て注文住宅(耐火仕様を除く)に、「360゜TRIPLE(トリプル)断熱」を標準採用すると発表した。
「360゜TRIPLE断熱」は、高性能な断熱材に、断熱性の高い構造材と窓を組み合わせてしっかり断熱する。夏涼しく、冬温かい、省エネルギー性能を高めた経済的で快適な暮らしを実現するという。UA値は0.41と、ZEH+の断熱基準を上回っており、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の最高ランクである5つ星に標準で対応している。同社は戸建て注文住宅について全棟でBELSの申請を行っている。
使われている断熱材は、繊維径が一般的なグラスウールの2分の1、総量(密度)は2.4倍の「グラスウール24K」(写真下)。グラスウール繊維が微細で量が多いため、繊維間の空気層が細分化され断熱性能が大幅にアップする。断熱材の厚さは、壁が105mm、天井が210mm、床が100mm。窓は、1枚ガラスに比べ熱の伝わりを約80%低減するアルゴンガスを封入した「Low-E複層ガラス」を採用している。
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