矢野経済研究所(東京都中野区)は昨年10~12月、収納ビジネスに関する市場調査を行った。
それによると、2011年度の収納ビジネスの市場規模を455.5億円(前年度比4.0%増)と推計。このうち、不動産業者などが手がける「レンタル収納」および「コンテナ収納」の市場規模を422.3億円(同)とした。リーマンショックの影響で空きスペースがある3大都市圏や札幌・仙台・広島・福岡といった地方都市では、オフィスビルを活用したレンタル収納やコンテナ収納のサービス拠点が増加。東日本大震災の影響を受けて、分散保管のニーズも増えているとする。
12年度も市場の拡大は続き、全体で同4.0%増の473.9億円と予測した。
調査は、収納サービスの拠点や主要事業者18社を対象に同社の専門研究員が面談・電話によって聞いた。
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