スマート・スケープ(東京都港区)はこのほど、製造、建設業界で働く人を対象に、「3D設計データの共有」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。3D設計データを外部と共有している割合を調べたところ、「共有している」が47%、「会社として認めてられていないので共有していない」が25%だった。外部との共有ルールについては、半数以上が「明確なルールがある」(58%)と回答。一方で「明確なルールがない」が26%、「個人の判断で共有している」が11%と、37%はルールがない状態で共有していることがわかった。
共有方法としては「メールでの共有」、「クラウドストレージなどのデータ授受サービス」が合わせて48%と、一般の送受信方法で共有している人が半数となった。
3D設計データの共有で恐れているリスクとしては、「ノウハウの流出」(44%)が最多。次いで「誤送信による会社の信頼低下」(27%)となった。
データの誤送信について質問したところ「知り合いから誤送信の話を聞いたことがある」、「取り引き先、自社で誤送信を体験したことがある」との回答がそれぞれ24%、「誤送信されたデータを受け取ったことがある」が9%だった。
調査期間は8月14日~21日。調査対象は、製造業、建築業に従事する20歳~60歳の男女111人。
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