三菱地所ホーム(東京都港区)は9月3日、新たな木造注文住宅ブランド「ROBRA(ロブラ)」を発表した。同社が開発した「Flat Mass Timber構法(フラットマスティンバー構法、FMT構法)」を用いた住宅で、9月5日から販売を開始する。
同社は、木造建築において、より自由なデザインを求める顧客のニーズに対応するため、木と鉄骨によるハイブリッドの木造構法「FMT構法」を開発。構造壁は、小断面部材を束ねた大断面部材(集成材厚板パネル)を点在配置して構成し、鉄骨と専用金物を組み合わせることで木材の性能を最大限に引き出した。地震に強い高耐力高靭性の構造壁により、構造壁量を2×4工法の1/6から1/7に抑えられるため、壁や梁などが少ないシンプルで頑丈な造りを実現。フラットで自由なデザインの建築を可能にした。戸建住宅だけでなく、街のシンボルとなるような店舗や医院建築、商業施設などの大規模建築にも適した構法だとしている。
同住宅は“木造を、アートにする。”をブランドメッセージに掲げ、時間や場所に捉われない自由なスタイルを提案する。設計は、同社建築士から選抜された「オーダーグラン設計室」のメンバーが対応した。
第1号モデルハウスとして、9月5日から駒沢ステージ1ホームギャラリー(駒沢公園ハウジングギャラリー・ステージ1内)をグランドオープンする。地上3階建てのモデルハウスでは、各階ごとに自由な方向にスライドさせる斬新なデザインを採用。新しいライフスタイルとともに、FMT構法の構造的特長を体感することができる。
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