吉永建設(兵庫県川西市)は、新型コロナウイルス感染症への対策として、4月に無人モデルハウス「平屋暮らし」をオープンした。見学は1組につき1時間で設定するなど顧客の安全に配慮。事前予約の上、リモートでモデルハウスの解施錠を行うため、人との接触を控えている顧客でも安心してモデルハウスを見学することができるという。マスク、手袋の着用のほか、同社スタッフによる換気・消毒も一回の見学が終わるごとに実施。直近3カ月で約30組が来場したという。
5月初旬には、ニューノーマルな生活を考慮した「ニューノーマルハウス」を着工。テレワークや子どもの自宅学習が可能なスペースや、仕事と家事を効率的にこなすことができる動線、仕事とプライベートを切り替えられるゾーニングなど、今後のニューノーマルな生活を見据えたモデルハウスとなっている。
同社では、4月に緊急事態宣言が発令されて以降、「お客様の安全」「社員の安全」「会社の利益確保」のためのさまざまな取り組みを行っており、無人モデルハウスやニューノーマルハウスはその一環として展開。この他にも、時短勤務、交代制勤務、フレックス制度、リモートワークの導入や社内外の打ち合わせ等をweb会議に切り替えるなど、Withコロナのなか積極的な対応を行っている。同社の注文住宅の受注はコロナ禍においても堅調に推移しているという。
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