国土交通省は8月28日、2020年度「サステナブル建築物等先導事業(次世代住宅型)」の第1回提案募集において、7事業者(13件の取組テーマ)の応募の中から、先導的な技術の普及啓発に寄与する「次世代住宅プロジェクト2020」として3事業者の提案を採択した。
同事業は、住宅(住宅設備機器を含む)においてIoT技術等を活用し、(1)高齢者・障がい者等の自立支援、(2)健康管理の支援、(3)防犯対策の充実、(4)家事負担の軽減、時間短縮、(5)コミュニティの維持・形成、(6)物流効率化への貢献、などの住宅・サービスの実用化に向けた課題・効果等の実証を行うプロジェクトの整備費の一部を支援するもの。
採択した提案は、日興タカラコーポレーションの「住宅供給事業における『サステナブルな社会』づくりへの新たな貢献」、良品計画の「ロボティクス導入によるスマートインテリア検証プロジェクト」、三菱地所ホームの「『全館空調付IoT住宅』の普及型モデルケースのトータル提案」。詳細はこちら。
そのほか、同省は同日、同事業の第2回提案募集を開始した。補助対象費用は(1)調査設計計画費(IoT技術等を活用した設計に係るシミュレーション費用など)、(2)建設工事費(先導的なIoT技術等の導入に係る費用等)、(3)マネジメントシステムの整備費用、(4)効果の検証等に要する費用、等。補助率は補助対象費用の2分の1、補助限度額は1プロジェクトあたり5億円等。
応募期間は9月30日まで。11月を目処に採択事業を公表する予定。
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