愛知県は、市町村と協力して取り組んでいる木造住宅の無料耐震診断、改修費補助の実施状況をまとめた。1981年5月以前に建てられた木造住宅を対象に行っている無料耐震診断では、実施した住宅の57%が「倒壊または大破壊の危険あり」と判定されていたことが分かった。耐震改修にかかった改修費用の平均は170万円だった。
愛知県では無料の耐震診断を02年度から実施している。この事業を使って診断したのは4万2509棟で、このうち「一応安全」「安全」はわずか14%だった。
県の助成制度を使って耐震改修を実施した工事の費用で最も多かったのは、100万〜150万円のゾーンで33.7%。ついで150万〜200万円が22.3%だった。
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