クリエイト礼文(山形市)は、BXカネシン(東京都葛飾区)社製の柱脚金物「ベースセッター」をガレージ部分に採用した「スマートユニテ展示場」(ユニテハウスシリーズ)を、山形県米沢市に建築中であると発表した。9月5日にオープン予定。
同社が開発・建築する規格住宅「ユニテハウス」は、箱形の2×4工法。開口に対して必要な壁量が限定されることが長年の課題だったが、ベースセッターを使用することにより、ユニテハウスの標準タイプ間口3間に対し、これまで最大で開口部4000mmだったものを、最大4950mmまで広げることが可能になった。
同社では、大開口実現のため、カネシンの在来軸組対応ベースセッターに着目。2×4工法でも使用できるベースセッターの開発については、双方協力体制のもと打ち合わせを繰り返してきたという。2019年10月、2×4工法にも対応可能なベースセッターが開発されたため、展示場への初めての採用が実現した。
ベースセッターを採用した開放的な造りは、都市部での建築や2台ビルトインガレージが必要な場合など、様々な場面での建築計画において強みになるとする。また、同社が展開するユニテハウスのフランチャイズ加盟店でも将来的には対応可能として、日本各地での今後の建築計画における大きな弾みになるとしている。
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