空き家活用サービス「アキサポ」を手掛けるジェクトワン(東京都渋谷区)は、戸板女子短期大学(東京都港区)と、「空き家の活用」における産学連携プロジェクトを開始したと発表した。8月4日に、プロジェクトに関する調印式と概要説明会を開催した。
戸板女子短期大学国際コミュニケーション学科では、空き家問題を解決するための取り組みとして、「港区芝にある空き家の活用」を企画する課題授業を5月から実施。同学科の1年生約130人が、同社地域コミュニティ事業部とともに実現性や収益性を踏まえた空き家活用事業プランを考案してきた。7月16日には、学生による事業プランのプレゼン大会を開催。数ある事業プランの中から最優秀賞として、忙しいビジネスマンを応援する「おにぎり専門店」として空き家を活用し事業展開を行うプランが選出された。
このほど開催された調印式・概要説明会では、産学連携プロジェクトを始動した経緯、取り組み概要、今後の事業化に向けたビジョンやビジネス化への可能性などについて説明を行ったほか、最優秀賞に選ばれた学生グループが事業プランのプレゼンテーションを披露。空き家活用店舗のコンセプトや展開メニュー、収益性など細部にいたるまで詳しく説明を行った。
両者は今後、同プランの事業化に向けて産学連携プロジェクトを加速させていく。
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