BXカネシン(東京都葛飾区)は、在来軸組工法用の鋼板制震装置「EQ GUARD(イーキューガード)」を京都大学と共同開発し、8月3日に発売した。
地震で軸組が変形した際に、鋼板ダンパー部が変形して地震エネルギーを吸収、建物の揺れにブレーキをかけるしくみ。
鋼板ダンパー部は他の部分より変形しやすい機構となっており、鋼板ダンパー部が変形することで周辺の木軸部の損傷を抑え、繰り返しの地震エネルギーを吸収する。
10回連続で筋交い耐力壁を使った振動台実験を行ったところ、3回目以降は、同装置をつけることで90%以上の変形抑制効果を確認できたとする。
また施工性にもすぐれ、接合具はビスのみ。特殊な材料を使わないことで、同社従来品よりも約35%コストダウンした。1棟に4セット設置する場合の金額は28万円。
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