住宅メーカーを選択する決め手となった理由で、「担当営業者の説明に納得できた」を挙げる人が増えているようだ。
社団法人プレハブ建築協会が1月12日に発表したアンケート調査の結果によると、メーカーの選定理由を3択形式で聞いたところ、最も多かったのは「安心できる会社」の66%、ついで「営業担当者の説明に納得できた」の55%だった。3番目は「品質・性能が優れていた」の53%だった。ただ、「営業担当者の説明に納得できた」が前回の調査から5ポイント増えており、決め手となった理由では、前回までの調査で最も多かった「品質・性能が優れていた」を抜いて、「営業担当者の説明に納得できた」がトップになった。同協会では、「営業担当者の役割の重要性が高まっている」と分析している。
営業担当者のアドバイスで役に立ったと感じたものは、「商品の特徴」に関するもので70%、2番目は「間取りなどのプラン内容」で62%だった。営業担当者に期待することでは、「迅速な対応」と「密な報告・連絡・相談」が61%で並んだ。
同調査は、営業担当者の対応を中心に同協会が毎年実施している。今回は協会会員のプレハブ住宅メーカー10社で自宅を新築し、2010年に入居した1000人を対象に実施した。有効回答数は577人。
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