国土交通省は8月4日、2020年度「住宅生産技術イノベーション促進事業」において、応募のあった6件の技術開発提案から5件の採択を決定した。
同事業は、住宅建築分野における生産性向上に向けて、住宅・建築物の設計・施工・維持管理等に係る新技術・サービスの開発・実証等の取り組みを行う優れた提案に対して、技術開発等に要する費用の一部を国が補助するもの。
採択した技術開発提案(事業者)は、「建築物の建て替えに伴う基礎杭の引き抜き処理地盤の評価技術に関する開発」(建築基礎・地盤技術高度化推進協議会/基礎地盤コンサルタンツ/東京ソイルリサーチ)、「あと施工アンカーを用いたリノベーションのための施工品質検査の開発」(アミック/日本基盤安全技術振興協会)、「AI活用による木造構造計算と地盤改良の設計及び作図の自動化」(ウィズ建築設計/適正地盤構造設計/大阪大学大学院工学研究科・宮本裕司教授)、「屋根パネルを対象にした屋根材のプレセット化システム開発と生産システムの合理化」(アイ工務店/マツザワ瓦店)、「施工工程の省力化に向けた断熱材と一体化した繊維補強コンクリート版の技術開発」(高橋カーテンウォール工業/東北工業大学建築学部建築学科・菊田貴恒准教授/東京大学・坂本雄三名誉教授)。
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