パナソニック ハウジングシステム事業部(大阪府門真市)は8月3日、約1平米の半個室空間を作ることができる組み立てデスク「KOMORU(コモル)」を発表した。15分ほどでユーザー自身で簡単に組み立てることができるという。部屋の間取りや環境に合わせて配置できるよう側面の仕切りは組み替えられるようになっている。色柄は二種類で希望小売価格8万8000円。9月18日からの販売を予定している。
同社が6月に実施したアンケート調査の結果では、7割以上の人が今後も在宅勤務を取り入れたいと回答し、約半数が仕事をする場所がリビングであると回答した。同社では、このような状況を踏まえ、同製品を提供することで、在宅勤務時における課題としてあがっている「オンオフの切り替えができない」「専用空間がなく集中できない」「家族が周囲にいて気が散る」などの解消に一刻も早くつなげたいとしている。同製品は、2018年に販売を開始した自分らしさを演出する建材やインテリアを扱う”自分スタイル”商品群の1アイテムとして位置付ける。同商品群は、発売以来順調に売り上げを伸ばしており、商品群全体の売り上げとして、21年度で19年度実績の2.5倍となる50億円を目指す。
高さ約120センチの仕切りとデスクが一体になった構造。仕切りにはフックなどを取り付けられる有孔ボードを採用した。色柄は、同社の内装ドアや床材とのコーディネイトでき、リビングに馴染む落ち着いた木目調。
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