三浦半島初のi-worksモデルハウスが完成
斎藤工務店(神奈川県横須賀市)は7月4日、建築家・伊礼智さんの監修による提案型住宅「i-works」を、自社の新しいモデルハウスとして同市内にオープンした。
横須賀・三浦エリアで初のi-worksモデルハウスとなる。
伊礼さんの設計手法を取り入れて、自社の設計力を高めると同時に、生活者のニーズをとらえながら、顧客属性の変化に対応する。
i-worksを自社の最上級ラインアップとして展開していく考えだ。
新たな顧客層が求める家づくりを提案
コスト抑えながら高い性能とデザインを両立
斎藤工務店(神奈川県横須賀市) がオープンしたモデルハウスは、四間角プランの「i-works1.0」タイプだ。i-worksの公称値である耐震等級2、省エネルギー対策等級4(HEAT20・G2相当)に、6kWの太陽光発電を搭載している。ただ、同社社長の草野康仁さんは「不可欠な要素だが、前面に出すと顧客が限られる」との理由から、表立ってアピールはしていない。
グランドオープンの7月4日には、伊礼さんも駆けつけ、同社の広報誌の取材に応じた。伊礼さんは「このモデルハウスには(同社の)施工力の高さが表れている。全国のi-worksの中でも三本の指に入る完成度だ」と、同社の実力を評価していた。
暖冷房に「OMX」を採用
i-worksのうち、1.0を選んだのは「相羽建設(東京都)で1.0、柴木材店(茨城県)で3.0を見学したが、三浦半島や湘南エリアには1.0 が合いそうだと感じたから」(草野さん)。三浦半島は、東京に比べ約3℃、夏は涼しく冬は暖かい。さらに「いい風」が吹くため、窓を開けて過ごしたいという人も多い。「快適な気候を生かす手段として、ウッドデッキやアウトドアリビングを取り入れた暮らしを提案したい」と草野さんは話す。
暖冷房には、給湯と熱交換換気を一体化したOMソーラーの「OMX」を導入した。i-worksでは初の事例だという。草野さんも、OMソーラーのシステムを導入するのは初めて。「(顧客への)提案を考えるにあたり、一度体感してみたかった」とする。
全社員でレベルアップめざす
同社は、大工をルーツとする工務店として、以前は「腕のいい大工がつくる、いい木材を使った家」を訴求していた。が・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 7月30日号』に掲載しています
【新建ハウジング7月30日号 その他の記事】
<3面> 【建材】熱橋防ぐ高性能木製サッシの採用事例
<5面> 【NEWS】三和建設が木造参入でコアー建築と資本業務提携
<8面> 【データ】住宅展示場来場者、6月は減少幅縮小
<16面>【ストック活用】鎌倉山で古民家を生かした分譲プロジェクト
新建ハウジングの試読(郵送)で電子版もお試しできます。
新建ハウジングでは、ウィズコロナ期における地域工務店の取り組み事例や経営者の声も多く取り上げています。
新建ハウジング試読で電子版を読む
新建ハウジングとは
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。