アイ工務店(大阪市)はこのほど、地場工務店に向けて、同社が開発した工務店特化型の総合的支援システム「AI-COSS」の販売を開始した。
「AI-COSS」は、ソフトとハード、双方から総合的に工務店の支援を行うシステムで、営業プレゼンから見積もり、業者への受発注、経営管理までを一元管理できる仕組みとなっている。ソフト面では、商談のスピードアップを図る営業支援システムや見積もりシステムなど、同社のナレッジ・ノウハウが詰まったITシステムを提供し、ハード面では、同社が構築した資材調達網を活用した建築資材の共同購買システムを提供する。
創業10年で累積受注棟数1万棟という実績を持つ同社。この成長を遂げた理由の一つに、同社が築いた営業・設計、施工、資材調達の三位一体の高い生産性があるとして、そのノウハウ、仕組みを再構築し、この度、工務店への支援サービスとして商品化した。「AI-COSSの導入は、新型コロナウイルスとの共存に欠かせない顧客やスタッフが直接会う回数を減らすことにもつながります」(同社)と、ウィズコロナ期の工務店経営にも役立つものとなっている。
ブランドやルールに縛られず、加盟金やロイヤリティなど高いコストを掛けずにノウハウを共有することで、地場工務店1社1社のニーズに応え、地域社会に貢献していく。今後3年間で100社と業務提携を行うことを目標に掲げる。
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