TOTO(福岡県北九州市)は、システムキッチン「THE CRASSO(ザ・クラッソ)」を4年ぶりにフルモデルチェンジし、9 月1日に発売する。同社はこれまで、機能だけでなく美しいデザインにも注力した「デザインと機能の融合」をコンセプトにシステムキッチンの開発を行ってきた。今回のTHE CRASSOは、それをさらに進化させ、開発テーマである「美しい」「使いやすい」「きれい」の3要素を徹底して追求した。働き方の変化や在宅時間が長くなったことで、キッチンリモデルへの関心が高まっているとし、同商品をリモデルの中心的な商品と位置づける。発売3年目にあたる2023年の販売目標は従来品の1.5倍にあたる年間2万台。
デザインで最も重要視したのは、「空間全体を乱すことなく、リビングに調和すること。主張しすぎず、さりげなく、そっと寄り添う静かなる存在感(同社白川敬副社長)」。決して奇をてらうことのないTOTOらしいキッチンに仕上がったという。ノイズレスデザインを進化させ、カウンターと扉の間の隙間をなくした。カウンターにはクリアエッジ仕上げを施すことでさらに透明感がアップ。シンプルで、すりガラスのような美しい質感と高い機能性を持たせた。
無駄なく動けて使いやすい「たっぷりラクラク収納」は、引出しの総収納面積が従来より22%アップ。調理器具や調味料などよく使うものは腰をかがめずに楽な姿勢でが出し入れができるようキャビネットの基本設計も変更した。
レンジフードは、「ゼロフィルターフード eco」を採用。撥油コートを施したファンが回転することで、ファンに付着した油が弾き飛び10年間ファンの手入れが不要という。また、シンクや排水口には傾斜をつけて水や汚れをたまりにくくし、きれいを長持ちさせる。
希望小売価格85万5000円~(I型・間口2550㎜)。
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