ニコン・トリンブル(東京都大田区)は7月30日、ヘルメット一体型の現場用Mixed Realityデバイス「Trimble XR10」を効率的に活用するためのクラウドサービス「Trimble Connect for HoloLens(TCH)」をリリースした。
米トリンブル社が建築分野で得た経験をもとに開発したクラウドサービスで、Trimble XR10とともに活用することで3D設計データを現場でスムーズに管理・運用できるようになる。
3D設計データはクラウド上でモデリングデータに自動変換されるため、施工現場で現実空間に配置することが可能。施工前にTrimble XR10で空間把握や干渉チェックなどの確認作業ができるほか、タスクの期限や詳細の追加などの情報を必要なメンバーと共有することができる。現場の施工手順を3D表示してチェックするなど、施工品質向上に活用できるという。
Trimble XR10のコラボレーション機能によって、現場で抽出した問題を離れたオフィスと共有することも可能。施工の進捗確認や品質管理等の作業を現場で完結させることができる。
価格は、TCHクラウドサービスが年間19万8000円、Trimble XR10デバイス単体が64万8000円。両方セットにした「Trimble XR10クラウドサービスセット」は79万8000円(TCHは1年ライセンス契約)。
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