不動産評価会社の三友システムアプレイザル(東京都千代田区)は、北海道樺戸郡月形町において、地域人材を活用する「空き家調査員」育成事業を7月30日から開始した。
「空き家調査員」育成事業のスキーム
事業主体である同社と月形町が連携協定を締結し「月形町空き家調査員育成プロジェクト実行委員会」による育成事業を行う。月形町では、半年間の育成期間(理論・実地)を経て「空き家調査員」を育成する。空き家調査員は、空き家調査を行い、実行委員会・地域の専門家・北海道銀行などとの産学官金連携により、空き家に対する経済合理性を加味した「空き家トリアージ(空き家調査員を活用した情報提供)」を行ったうえで、この事業成果を月形町における空き家対策の政策提案書として、月形町に提出する。
同社では、空き家トリアージの成果は、空き家相談業務に役立つだけではなく、空き家の流動化を促進し、空き家を利活用する側とされる側の双方にとって有益な情報となるとしている。
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