LIXIL(東京都江東区)は7月29日、夏の教室内温熱環境を改善するため、静岡県富士市立岩松北小学校・富士市とともに、外付日よけ「スタイルシェード」を使った共同検証「☆For4 You☆ プロジェクト」(フォー・ユー・プロジェクト)をスタートすると発表した。
新型コロナウイルスの影響により、全国の小学校では夏休み期間が短縮され、より効果的な空調の使い方と熱中症予防が求められている。今回、同小学校から夏の教室内温熱環境を改善するための啓発相談があったことから、同プロジェクトを実施。教室に面したベランダに外付日よけ「スタイルシェード」を設置し、エアコン稼働・換気による温湿度の変化などを検証する。また、空調の使用電力を計測することで、空調効率の改善と気候変動への適応策を検討していく。同プロジェクトの結果は、秋頃に発表予定。
同社は2017年から、夏でも快適かつ安心・安全に暮らせる室内環境づくりを推進する室内熱中症対策プロジェクト「クールdeピースPROJECT」を展開。自治体と協働で室内熱中症予防や日よけ習慣の啓発に取り組んでいる。
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