新潟市は、家庭への再生可能エネルギー・省エネルギー機器の普及を進めるため、「エコ住宅・エコリフォーム促進事業」の実施を予定している。これまで取り組んできた住宅用太陽光発電システム・省エネ改修助成を大幅に拡充するとともに、太陽熱利用システムや家庭用燃料電池、ペレットストーブなどを新たに補助対象に加える。2012年3月の受け付け開始を予定。事業予算は3億5700万円。
同事業は、(1)太陽エネルギー設備導入助成、(2)省エネ設備導入助成、(3)既存住宅省エネ化助成―の3つの柱で構成。
(1)は、太陽光発電システム1kWあたり7万円(上限70万円)、太陽熱利用システム導入経費の5分の1(上限20万円)を助成する。(2)は家庭用燃料電池(エネファーム)の導入経費の3分の1(上限50万円)、ペレットストーブの導入経費の3分の1(上限10万円)を助成する。(1)と(2)ともに新築住宅、既存住宅が対象。
(3)は既存住宅のみの対象で、窓の断熱改修(2つ以上の窓を改修するもの、補助は改修工事費の3分の1、上限10万円)、自然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)への取り替え(同4万円/台)、潜熱回収型給湯器(エコジョーズ・エコフィール)への取り替え(同1万5000円/台)、ガスエンジン給湯器(エコウィル)への取り替え(同8万円/台)、LED照明への取り替え(購入経費3万円以上で、購入経費の3分の1、上限5万円を補助)のうち2つ以上を実施することが条件。
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