東芝(東京都港区)は、スマートメーターを使って家庭の最適なエネルギーマネジメントを行うスマートハウス関連製品・サービスを2012年末から投入、米国における「スマートホーム事業」に参入すると発表した。昨年7月にグループ会社化したスイスのスマートメーター製造・販売会社であるランディス・ギア社(以下:LG社)と連携し、2015年度には全米100万世帯に関連製品を提供、売上げ100億円を目指すとする。
スマートメーターの普及にともない、電力事業者が需要家側の電力消費を管理する技術(=デマンドレスポンス)が求められる米国では、2015年までに約4800万世帯でスマートメーターが、うち500万世帯でスマートハウス関連製品が導入されると見込まれている。
そうしたなか同社はLG社とともに、電力消費の見える化や効率的なエネルギー利用のアドバイスを行うホームゲートウェイの「ライフデザインボックス」「HEMSクラウドサービス」の提供を始める。さらに太陽電池、燃料電池、EV・PHVによる家庭内エネルギーマネジメント、セキュリティ、ヘルスケアといった多様なサービスを組み合わせていくとする。
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