不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は7月29日、同社の不動産情報ネットワークに登録されて成約した首都圏(1都3県)の新築戸建・中古マンションの6月期成約価格を発表した。新築戸建成約価格の平均は3489万円となり、前月比で2.4%下落、前年同月比も前月のプラスから反転して1.7%の下落となった。
下落の主因としては、千葉県で3000万円以上の価格帯の割合低下、平均敷地面積の縮小などから前年同月比5.9%の下落となったことが影響した。一方で、東京23区の成約価格は5000万円以上の価格帯の割合上昇などによって前月比で2.1%上昇し、4カ月ぶりに5000万円を超えた。
中古マンション成約価格の平均は2749万円。前年同月比で1.0%上昇し、5カ月ぶりのプラスとなった。前月比は4.8%上昇した。前月比の上昇は、東京23区で平均占有面積の拡大などにより5.7%のプラスとなったことが主に影響した。東京23区の成約価格は前月に続いて4000万円を超え、2009年1月の調査開始以来2番目の高水準となっている。
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