野村不動産(東京都新宿区)は、新築分譲マンション・一戸建て事業において、デジタルガレージ(東京都渋谷区)の不動産電子契約システム「Musubell(ムスベル)」を8月下旬から「プラウド杉並方南町」「プラウドシーズン稲城南山」で導入する。不動産売買契約時の必要書類をシステム上で管理し、複数書類への署名・捺印及び郵送手続きを不要にすることで、契約手続きにおける客の負担軽減と同社の業務効率化を進める。
「Musubell」は、不動産売買契約時の顧客ごとに異なる必要書類の生成やステータス管理、契約書類の署名・捺印等の手続きを電子化するサービス。弁護士ドットコム(東京都港区)が提供する電子契約サービス「クラウドサイン」とAPI連携する。野村不動産は同サービスの開発時に協力し、新築分譲マンションの契約手続きフローや各種契約書類の共有、必要機能の提案等を行った。
同社は今後、契約に係るすべての手続きにおいて電子化・非対面(オンライン)対応を進める。8月時点では覚書等に限定する電子化対応、今冬には契約書まで一貫して対応する。さらに、一部物件で導入済みの「オンライン接客」をはじめ、物件紹介や重要事項説明、契約手続きなどの非対面化を目指す。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。