国土交通省は7月27日、2020年度「サステナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)」の第2回提案募集を開始した。
同事業は、地域の気候風土に応じた建築技術を活用して伝統的な住文化を継承しつつも、現行の省エネルギー基準では評価が難しい環境負荷低減対策等により、長期優良住宅または低炭素住宅と同程度に良質な住宅を建設する事業のうち、モデル性・先導性が高い木造住宅のプロジェクト(「気候風土適応型プロジェクト2020」)を支援するもの。
補助対象費用は、住宅の建設工事費のうち、地域の気候風土に応じた住宅の建築技術・工夫による低炭素化に係る先導的な技術を導入した場合と導入しない場合の工事費の差額。補助率は2分の1、補助限度額は建設工事費全体の10%以内または上限100万円/戸、など。
応募期間は7月27日〜9月4日。提案の採択については、学識経験者等からなる評価委員会による評価結果を踏まえて同省が決定し、11月頃を目処に公表する予定。
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