大和ハウス工業(大阪市)はこのほど、地震時の崩落リスクを抑える耐震吊り天井「Dタフ天井」を開発した。
建物の用途に応じて「特定天井タイプ」「地震対策タイプ」「落下低減タイプ」の3種類をラインアップ。
このうち特定天井タイプと地震対策タイプには、独自開発の補強金物と補強クリップを採用。補強金物で天井仕上げ材と下地材・ブレースとの接合を強化して地震時の揺れを抑制し、補強クリップで野縁が野縁受けから離脱するリスクを低減する。従来の地震対策天井と比べ、耐震性能を鉛直方向に約2.9倍、水平方向に1.2~2.6倍向上できるとする。
また、落下低減タイプは、ブレースを設置しない従来工法の天井に補強クリップを付加して落下リスクを低減。従来工法と比べ鉛直方向の耐震性能を2.3倍に向上できるとする。
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