三和建設(大阪市淀川区)は7月22日、木造注文住宅を得意とするコアー建築工房(大阪府堺市)の全株式を6月30日付で取得したと発表した。今後、住宅および非住宅の木造建築事業に本格的に参入する。
同社は1947年の創業時から、鉄筋や鉄骨を用いた工場・倉庫等の建築を手掛けてきた。2000年の建築基準法改正で木造建築物の設計の自由度が高まり、技術の発展によって中高層の木造が可能となっていることを受けて、コアー建築工房との資本業務提携を通じ、木造建築のノウハウを生かした施設の建設を目指す。
今後、三和建設から1名がコアー建築工房の取締役に就任し、業務プロセスや仕入先等の情報を共有する。双方の技術基盤・営業基盤を活用して互いの事業を発展させるとともに、人材交流も積極的に行って経営理念の「つくるひとをつくる」に取り組む。
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