愛媛県東温市はこのほど、移住者向けの新たな支援策として、移住者が市街化区域内の空き家を解体撤去し、その土地に住居を新築する際、解体工事費を補助する制度「東温市空き家等活用定住支援事業」を創設した。老朽化が進み、居住には活用できない空き家の解体費用を補助することで、生活に便利なエリア(市街化区域)への移住促進を目指すもの。
同制度の対象者は、東温市空き家バンクに利用登録し、東温市へ定住する意思を持って転入しようとする人。また、(1)愛媛県空き家バンクまたは東温市空き家バンクに登録された空き家と土地を定住目的で賃借・購入した人、(2)空き家が所在する自治会等に加入し、地域活性化に寄与しようとする人、(3)継続して1年以上市外に住所を有している人、の3点をすべて満たす必要がある。
支援内容としては、対象者が、対象物件を定住の目的で賃借または購入し、解体撤去と新築をセットで行う場合に、対象となる解体費用について最大50万円(補助率2分の1)の補助金を交付する。申請期日は賃借または売買契約等締結後で、工事着手前とする。
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