三井ホーム(東京都新宿区)は7月16日、共働き世帯で、今年3~5月に週1回以上の在宅勤務を行った374名を対象に実施した「コロナ禍における“共働き夫婦”の働き方と住まいに関する意識・実態調査」(調査期間=6月12~16日)の結果を発表した。
「2020年3〜5月以前について、あなた及びご家族の仕事が将来的に在宅勤務/テレワークになることを想定していましたか?」との質問に対して、「夫婦ともに、在宅勤務/テレワークになることを想定していた」と回答した人は29.7%に留まり、約7割の人にとって「複数人」の在宅勤務は想定外の事態だったことが分かった。
「在宅勤務/テレワークを行った経験より、ワークスペースの場所(数)についての評価を教えてください」との質問では、「一人」の在宅勤務経験者(14.8%)よりも「複数人」の在宅勤務経験者(24.5%)の方が、家のワークスペースの場所(数)について不満が大きかった。 “憧れのワークスペース”については、「集中できる」「防音効果が高い」「仕事と家事を両立しやすい配置」「おしゃれなインテリア」など、ニーズが多様化していた。
「実際に在宅勤務/テレワークをきっかけに住宅の購入を検討しましたか。」との質問では、44.4%の人が「住宅・リフォームを検討、もしくは購入したいと思った」と回答し、「複数人」の在宅勤務経験者ほどその意向が強く、5割を超える結果(53.2%)となった。また、「複数人」の在宅勤務経験者では、「戸建て購入の検討をした/している」という回答が41.8%と高く、「一人」の在宅勤務経験者(26.7%)と比べて15ポイント以上の差が見られた。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。