パナソニックライフソリューションズ社(大阪府門真市)は、ニューノーマル時代の快適なオフィス空間を実現するため、人起点の価値創出を目指す実証実験を、同社の広島中町ビルにて7月より開始した。通常取得しにくいオフィスワーカーの心理データなども従業員を活用しデータ化することで、新しい顧客価値を見出していく。
同実証実験では、同社の持つLPS(ローカル・ポジショニング・システム)を活用し、温度、湿度、CO2などの空間環境データに加えて、人の動きや人の密度も計測。個々の働き方や部署間の交流、環境要因を分析・数値化することで、データに基づく組織設計やレイアウト変更の提案、設備設計・改修提案に活用していく。また、オフィス環境のセンシング・空間見える化・BAS(ビル・オートメーションシステム)/設備管理・利用状況の分析結果をクラウドで管理し、環境やニーズの変化に対応するインフラを構築していく。
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