大和ハウス工業(大阪市)は7月15日、米国ニューヨーク州マンハッタンで地上41階建て、販売住戸165戸の複合型超高層分譲マンション開発を行うことを発表した。7月6日に着工している。総事業費は約400億円で、同社では米国で初の分譲マンション事業となる。
豪州の大手不動産会社レンドリースとの共同事業で、大和ハウスが過半を出資する。プロジェクト名は「100クレアモントアベニュープロジェクト」で、教育施設や文化施設の多いモーニングサイドハイツ地区に位置する。地下鉄1号線の116ストリート駅まで徒歩5分で、マンハッタン中心部まで地下鉄で約30分の立地となっている。
敷地面積は1617m2、延床面積は3万2888m2。住戸は専有面積65~315m2。教育施設や教職員住宅も併設する。販売開始は2021年8月、竣工は2023年3月を予定している。
大和ハウスでは米国では東海岸や西海岸で戸建ての販売を行っているほか、シカゴなどで賃貸マンションの運用、カリフォルニア州アーバイン市での商業施設運用など幅広く事業を展開しているが、分譲マンション事業は初めて。米国でもう1件、分譲マンション開発の計画を進めてるという。
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