日鉄興和不動産(東京都港区)は7月13日、働き方改革やコロナ禍によるライフスタイルの変化に対応するため、従来の間取りにプラスアルファの自由な空間を加える「モアトリエ」を、同社の分譲マンションに順次導入すると発表した。
同社が2012年に開発した「モア(もっと、それ以上の)」+「アトリエ(創造空間)」の意味を持つ「モラトリエ」は、ライフスタイルや個性、家族構成などによって変化する住まいへのニーズに対応する自由空間。家具が配置しやすい正形なスペースで、顧客からは在宅ワークスペースとしても評価が高いことから、今回「在宅勤務を支える間取り」として提案。今後供給予定の物件においても導入していくという。
首都圏の分譲マンションは、専有面積が縮小傾向にあるものの、新型コロナウイルスの影響からワークスペース確保への関心が高まっている。「モラトリエ」は、リビングなどの生活音を気にすることなく集中して仕事ができるなど注目を集めており、今後もさまざまな活用方法を提案していくという。
「モラトリエ」は、独立した空間としてだけでなく、リビングや各居室、キッチンなどとつなげて利用することも可能。書斎スペースや家事スペース、大型収納スペースなど、「個人」や「家族」の空間として自由に変化させることができる。
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