静岡鉄道(静岡市)は7月13日、移住に関する多岐にわたる相談をひとつの窓口で受けるワンストップサービス事業「静岡移住計画」を本格的に開始する。
「あなた好みの暮らし、働くを形にできる静岡へ」をコンセプトに、移住検討者からの相談内容で特に多い移・職・住(移動・仕事・住まい)について、ワンストップで提案する。また、静岡で活躍する人や魅力ある取り組みなどをウェブメディアを活用して発信するとともに、実際に地域と関われる場や仕組みを提供。静岡の暮らしやすさや魅力、可能性を広く伝えることで、関係人口・定住人口を創出し、静岡が抱える人口減少や空き家問題、まちづくり人財不足などの課題解決につなげていくという。
移住に関する同様の取り組みは自治体が中心となることが多いなか、同社ではまちづくりに関わる企業として同プロジェクトを推進。行政との意見交換や、セミナー開催、ホームページ開設などを実施し、今回サービス提供を開始する。
7月12日には、静岡市との共催でオンライン移住セミナーを開催。移住計画の紹介や、静岡と東京でデュアルライフ(二拠点居住)を行っている人たちのトークセッション、個別相談などを実施した。
今後、県内の各地域で地域活性を目的とした活動を行う外部団体等と連携を図り、それぞれの課題を共有することで、さらに多様化していく価値観やライフスタイル・働き方へ対応。関係人口・定住人口の創出に向けた活動を行っていくとしている。
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